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CASE:14 だって、気付いてる?

Author: 桐生桜
last update publish date: 2026-06-19 13:11:30

「ん……やぁ、ほんとに、これ……バレちゃう……」

「……しーっ。声、我慢な」

 そう囁く慧の声が、信じられないくらい優しくて甘い。

 そのせいで莉央の理性なんて、どこかへ溶けて消えてしまう。

 そしてまた、深くて長いキス。

「んんっ! ぁ、慧さん……」

「……やばいな……莉央とのキス、クセになる……」

「っ………そんなこと言わないでください……」

「だって、気付いてる?」

「何がですか」

「さっきから俺の足に擦りつけてんの」

「えっ!?」

 なにが、だなんて聞けなかった。

 無意識とは言え、夢中になっていたのは事実だから。

「すみませんっ……!」

「いいから」

 離れようとする莉央を腕の中に閉じ込める。

「ほら、キスして……」

「ん、もう……っ、ん」

 離れたくない気持ちと、バレちゃいそうな緊張感で焦る気持ちがせめぎ合う。

 それでもやっぱりキスしていたい。

 しばらく夢中でお互いの唇を奪い合っていると……。

 ガチャッ、バタン!

「どうやら高木が出て行ったみたいだな」

「ですね」

 そっと押し入れをあけると、部屋は真っ暗で人の気配はなかった。

「おいで、莉央」

「ありが
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